降神、吾妻橋ダンスクロッシング

金曜日は会社を定時に上がって降神を見てきた。


会場の新宿アンチノックスは昔、MSCを見に来た気がする。
降神は「地球が危ないぞ〜」っていつもの曲で始まって「夢幻」やら
珍しい所では、なのるなもないのソロ「夜の太陽」を聴けたり、
最近良く聞く志人の「一昨日来い〜」って能みたいな抑揚の曲とか新曲も多く
一時間みっちりの熱演で素晴らしかった。


なのに、パンク系のバンドが主催らしくて、タイバンやお客さんも
そんな感じでおまけにスカスカだったり喋ってる人が多かったのは残念だった。


土曜日は吾妻橋ダンスクロッシングへ。二度寝してチェルフィッチュ見れず。。
いとうせいこうの9.11ポエトリーリーディングもなかなか迫力だったし
chim-pomは女子トイレの生中継インスタレーションだったりで面白かったけど(大谷能生、つまんなかった)
やっぱり最後の飴屋法水による「顔に味噌」が他を圧倒するほど素晴らしかった


宮沢賢治よだかの星」の朗読をバックに二人によるフェンシングが始まる。
やがて、フェンシングにかけ声をかける「よだか」は「ロミオ」になって、
観客が10数人出てきて一列に並ぶと周期的に手拍子と共に
自己紹介のようなものを始める。韓国人やイタリア人やらいろいろ。
その前では、一人の女性が顔に味噌を塗り始める。


最後に飴屋さん本人が防具をつけて出て来ると、突然、爆竹が鳴って火薬のにおいが立ち込める。
連れられてきた、おじいさんが「よだか」の残りを朗読をして終了。


内容を書き出すとまったく意味が分からないが「転校生」や、この前の「三人いる!」と
一貫して感じるのは個々人の名前とそこのに居るからこそ感じられる身体への拘りのようなもので
これこそが演劇的というか、とにかくまた、感動した。