ハイバイ「て」、suika夜話

また寝坊したので、サボって書きます。


先週はハイバイ「て」を観てきた。


痴呆症の祖母とそれを取り巻く家族。兄弟間、夫婦間の軋轢とよくあるテーマなんだけど
「お兄ちゃん、棺持ったときから泣いてたよね」「そうだっけ」と
意図がよく分からないやり取りが出て来て疑問に思っているとその前後が
時間軸と視点を巧みに操りながら補完されて謎解きのように演劇的なおかしみが提供される。


お母さん役を男性が演じていたり、ハイバイは意識的な演劇だと思うけど
声を出して笑ってしまうほど笑いを取りに来るほどではないのが意外だった。
つーか、よりテーマが際立って泣きそうになった。チェルフィッチュ五反田団の次はここだ。


土曜日はsuika夜話へ。
遅れて着くとsuikaが始まっていて会場はポップwな格好の若者(女子多し)で満員。


ゲスト6組が30分ずつやって、最後にsuikaとセッションしていくという豪華すぎる内容で
イルリメサイプレス上野とロベルト吉野、ロマンクルー、小林大吾降神、ステルスと
奇跡のような面子だ。


一組ずつ書いて行く根気がないので、個人的に印象深かったのは
イルリメsuikaバックで歌い上げた時の声が忌野清志郎の声に似てるなーというのと
降神+suikaの曲で志人totoさんの声が重なる所が最高に心地よかった事とか。
suika夜話ってセッションアルバムを予定しているそうで、絶対に入れてほしいな。


そしてやっぱりsuika夜話ならでの暖かい雰囲気は特別だと思う。
DJロベルト吉野による、まさかのラップ(ロマン優光のよう)にも暖かい声援があり、
タカツキ、ステルス、サイプレス上野が四人で「言えよヒップホップ!!」に
皆が手を上げながら返す雰囲気は、なんとも言えない多幸感に溢れ、
本当にヒップホップのイベントなのかと。


18時から4時間以上のイベントだけど、全然疲れなくてあっという間のイベントだった。最高。