構成・演出 飴屋法水「3人いる!」、without records
飴屋法水が構成・演出する「3人いる!」を見てきた。
元々は「東京デスロック」の脚本で1つの役を3人が転換していくタイプつーか、
鴻上尚史の「トランス」を思い出す内容で、そんなに重要じゃなかったというか
今回も飴屋さんならではという感じでしかなかった。つまりすごかった。
小屋の後ろに飴屋さんが居て文字通り直接的に演出してくる。
所謂、小演劇的な雰囲気を楽しむものでしゃなくて身体で全身に感じる美術。
演者は普通の会社員だったり、学生だったりして毎日違うらしい。
今日は幸運にも「転校生」にも出ていた達者な子(紅林青空)が出ていて、
それがまたずば抜けた存在感ですばらしかった。もう一回、見に行こう。
そのまま、原宿でやっている大友良英+青山泰知「without records」展へ。
異素材が付いたレコードプレーヤーがランダムに演奏されるインスタレーション。
サウンドアートとか現代美術といった言葉はどうも警戒してしまうけど、
ボケっと歩いてると急に近くのプレーヤーが回って音が鳴ったり止まったりするのは
飴屋さんに似て身体的というか、そこに居るからこそ自然と面白く感じるものがあった。